診療内容頭痛でお悩みの方へ…

「いつもの頭痛だから病院にいくまでもないかな…」
と受診をせず我慢していませんか?

近年、頭痛症状でお悩みの方は年々増加しており、
仕事や家事の効率が落ちて経済的損失が非常に大きいと言われているほどです。

頭痛は大きく2つに分類され、脳に異常はない頭痛と脳の異常からくる危険な頭痛があります。
頭痛の種類によって原因も違えば治療方法も違います。
まずは医療機関に受診をして、適切な治療を一緒に考えていきましょう。

  • 一次性頭痛(脳に異常はなし)

    一次性頭痛の種類
  • 二次性頭痛(疾患が原因の頭痛)

    二次性頭痛の種類

脳に異常はない一次性頭痛

頭痛にも様々な要因と種類があります。
まずはご自身が抱えている頭痛の特性を把握し、
適切な治療法を一緒に考えていきましょう。

片頭痛(偏頭痛)

エストロゲン(女性ホルモン)との関わりが強く20代~40代の女性に起こりやすいと言われています。血管の拡張により血管周囲の神経が刺激され、ズキズキ拍動性の痛みが生じることが特徴です。吐き気を伴い、光をまぶしく感じたり、音にも敏感になったりします。また、頭痛の前兆として、目の前にキラキラした光が出現して視野がぼやける「閃輝暗点」という症状が現れる人もいます。30~40歳代の女性に限ると20%は片頭痛持ちと言われ、当クリニックでも最もご相談が多い頭痛の一つです。
2021年4月には新しい片頭痛予防薬となる注射投与が日本でも承認され注目されています。

片頭痛予防薬「CGRP抗体薬」について詳しくはこちら

緊張型頭痛

頭部~首すじにかけて締め付けられるような鈍い痛みが生じます。頭や首、肩の筋肉が緊張することで起こりやすく、デスクワークやスマホの普及により近年急増している頭痛です。また、精神的ストレスによる自律神経の乱れに起因するとも言われています。

群発頭痛

20~40代の男性に多いことが特徴です。年に1~2回、片側の目の奥をえぐられるような痛みが1か月ほど毎日続きます。眼の後ろ側を通っている内頸動脈が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥が痛むことが多いと言われています。

後頭神経痛

頭皮の神経が過敏になり、チクチク、キリキリまたは一瞬電気が走るような痛みが特徴です。後頭部のある場所を押すと強く痛む場合もあります。

薬剤の使用過多による頭痛

頭痛症状を抑えるために痛み止めを頻繁に服用した結果、薬が効きにくくなってしまい出現してしまう難治性の頭痛です。月に15回以上痛み止めを服用している場合、注意しなくてはいけない頭痛です。

※上記の症状は必ず当てはまるものではなく他にも様々な症状があり、お悩みも人それぞれです。
例えば片頭痛と緊張型頭痛が併発している混合型頭痛の方もいらっしゃいます。
一人一人に合わせたお薬や対処方法を一緒に考えていきましょう。

新しい片頭痛予防薬
『CGRP関連抗体薬』について

片頭痛は、疲労やホルモンバランスの変化などの原因により、
脳内にCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質が増え、脳の血管に作用して起こるものと言われています。
抗CGRP製剤は、このCGRPの働きを抑え、片頭痛発作を予防できると考えられています。

エムガルティの投与効果
※画像はエムガルティの投与効果のイメージです。

2021年に日本でも承認され話題となった抗CGRP製剤。
承認当初は1剤のみでしたが、3年半ほどが経過した現在、日本では以下の3種類の抗CGRP製剤が使用可能です。

対象患者

  • すでに片頭痛予防の内服薬を服用しているにもかかわらず月に4回以上の片頭痛発作のある方
  • 頭痛で寝込んでしまい、日常生活や仕事に支障がある方

値段

※健康保険3割負担の場合

月約11,800円~約12,900円
(エムガルティのみ初回は2本投与のため約25,700円)

健康保険組合の中には、1か月間の医療費の自己負担額が設定された上限額を超えた際に、超過分の費用を払い戻す「付加給付金制度」が導入されている場合があります。一度、ご自身の組合にご相談ください。

治療方法

原則は月1回の注射投与

頻繁な通院が難しい方には、選べる薬剤は限られますが1回に3本投与し3ヶ月に1度の受診も可能ですし、ご自宅にてご自身で投与する『在宅自己注射』に切り替えることも可能です。一度ご相談ください。

片頭痛は、仕事や家事の効率が落ちて経済的損失が非常に大きいと言われているほどです。

家事ができなかったり仕事に行けなくなるほど激しく痛む方もいます。
その頭痛のつらさを周囲の人に理解してもらえず悩んでいる方もいます。

もちろん個人差はありますが、頭痛に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。

原因と治療

一次性頭痛の原因は、ストレスや疲労、睡眠不足などによる自律神経の乱れが大きく影響します。

適切な薬物療法も大切ですが一番重要なのは生活習慣の改善です。

当院では、治療の一つとして頭痛体操など「身体のケアをする習慣」を生活に取り入れることをお勧めしています。

二次性頭痛の危険性

「この程度なら大丈夫かな?大袈裟かな?」
と思う必要はありません。

頭痛には、脳出血やくも膜下出血、髄膜炎などの脳疾患などが原因となる二次性頭痛があります。

当院では、MRIやCT検査などの画像検査を行い適切な診断・治療に努めています。

命に係わる危険性もあり、安易に一次性頭痛だと自己判断するのはお勧めしません。

頭痛に悩まれている方は、ぜひ一度ご相談ください。